万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

日本茜 種蒔きから発芽

昨年に収穫した約1万粒の日本茜の種を2月初旬に圃場に蒔きました。日本茜は種から発芽する確率が低いので有名です。 しかし、発芽を促進させる作業は特になにもしませんでした。純粋に自然の力での発芽を目指します。 今年は結構、暖かい日が続いていたので…

日本茜の芽吹き

先日は私が住んでいる地域では久しぶりに雪が降り、圃場も水分の補給ができました。昨日の日曜は、雪の面影は完全に消え、小春日和のような温かさでした。 日本茜の枯れた地上部の茎をカットしてあげました。わかりにくいかもしれませんが、茎の断面が赤味を…

ネギの収穫

昨年の春に種まきをしたネギが、9ヵ月かかり、ようやく収穫となりました。 5月に種から発芽 収穫したネギ この時期、鍋に薬味にと出番が多いですね。 私は、納豆が好きなので、納豆と生卵と多めの刻んだネギをかき混ぜてご飯にかけたりします。私が小さい頃…

野菜くずと卵の殻のリサイクル

我が家には台所にDIYで作成した5段の棚を置いています。もともとは、温室で種まきに使う用途で作ったものですが、その役目を終え、別の用途で使い続けています。 その用途とは「野菜くず乾燥棚」です。料理の際に出る野菜くずは全て細かく切って、トレイの…

落葉床農法

植物を栽培する上で、土はとても大事なファクターです。 日本茜を栽培している圃場は、元は田んぼだったため、雨が降り続くと水浸しになってしまい、植物の成長に影響を及ぼす可能性があります。 排水性を改善するには、作土層の下にある下層土を重機で破砕…

茜染め 正絹チーフ

染色の先生から茜染めで染め上げたチーフをプレゼントして頂きました。 今年収穫した根を使って染めてもらったものです。 自分の子供が立派に成長した嬉しさと似たような感覚を抱きます。 柔らかそうな色でありながら、引き込まれそうになる奥深い美しい色で…

日本茜の栽培 根の収穫

日本茜の栽培の工程もいよいよ最後の段階である、根の収穫となりました。 茜を栽培している畝の幅は1メートルあるのですが、畝の端っこまで細い根が張り巡らされています。 幅1メートルの畝にびっしりと生える根 できるだけ根が切れないように茜の株のまわり…

日本茜の栽培 果実の採取と種

11月23日は、1日中、雨に降られました。 日本茜の栽培作業が土日祝日でしかできない身としては、貴重な作業時間を奪われるわけにはいきません。 日本茜の栽培も最終工程に近づいており、スケジュール的にタイトなのです。 時間を無駄にできないこの時期、雨…

日本茜の自生地

自生している日本茜の様子を観察してきましたが、立派に熟した果実がなっており、ひと安心です。 秋の季節の自生している日本茜の見つけ方をご紹介します。 ◆まずは、熟した黒い果実を注意して探します◆黒い果実を見つけられたら、その周りにハート状の葉を…

日本茜の果実が熟すまで

日本茜の果実は熟しながら色を変えていきます。 植物の果実は、動物に食べてもらうことで種を遠くに運ぶことができ、生育域を広げるこができます。生育域を広げれば天変地異や異常気象などによる絶滅のリスクを低くすることができるのです。 ですが、ここで…