2022-01-01から1年間の記事一覧
植物を栽培する上で、土はとても大事なファクターです。 日本茜を栽培している圃場は、元は田んぼだったため、雨が降り続くと水浸しになってしまい、植物の成長に影響を及ぼす可能性があります。 排水性を改善するには、作土層の下にある下層土を重機で破砕…
染色の先生から茜染めで染め上げたチーフをプレゼントして頂きました。 今年収穫した根を使って染めてもらったものです。 自分の子供が立派に成長した嬉しさと似たような感覚を抱きます。 柔らかそうな色でありながら、引き込まれそうになる奥深い美しい色で…
日本茜の栽培の工程もいよいよ最後の段階である、根の収穫となりました。 茜を栽培している畝の幅は1メートルあるのですが、畝の端っこまで細い根が張り巡らされています。 幅1メートルの畝にびっしりと生える根 できるだけ根が切れないように茜の株のまわり…
11月23日は、1日中、雨に降られました。 日本茜の栽培作業が土日祝日でしかできない身としては、貴重な作業時間を奪われるわけにはいきません。 日本茜の栽培も最終工程に近づいており、スケジュール的にタイトなのです。 時間を無駄にできないこの時期、雨…
自生している日本茜の様子を観察してきましたが、立派に熟した果実がなっており、ひと安心です。 秋の季節の自生している日本茜の見つけ方をご紹介します。 ◆まずは、熟した黒い果実を注意して探します◆黒い果実を見つけられたら、その周りにハート状の葉を…
日本茜の果実は熟しながら色を変えていきます。 植物の果実は、動物に食べてもらうことで種を遠くに運ぶことができ、生育域を広げるこができます。生育域を広げれば天変地異や異常気象などによる絶滅のリスクを低くすることができるのです。 ですが、ここで…
先日「日本絹の里」で催されている企画展「平安王朝の文化 ~よみがえる源氏物語の世界~」を観覧してきました。その中で京都の「風俗博物館」から提供された、ある説明書きの内容が素晴らしかったので記しておきます。 日本の伝統色 草木染日本の伝統色、そ…
ここ何日か気温が急激に下がり、秋から冬への季節の移ろいを感じる日々です。街の街路樹の葉も徐々に色づき始め、紅葉の見頃を迎えつつあります。 圃場の日本茜の葉も赤黄色に変化している株があります。 これって、日本茜の紅葉?この時期に葉が変色すると…
紅葉の見頃の季節が近づいていますね。そして、秋と言えばキノコ狩りですが、うちの畑でもキノコ狩りができそうかも… 日本茜の苗を植えている白マルチの穴から姿を見せてくれた「キコガサタケ」。 見た目は繊細で可愛らしいです。毒は無いけど、残念ながら食…
日本茜の花が、咲き乱れています。この画像の中だけで、数千から1万近い花が咲いているでしょうか。これだけ咲いていると全ての花が受粉することは不可能じゃないのかと思います… 日本茜の花の蜜を吸っている、ハナアブがいました。 「アブ」という名前がつ…
小さくても大きくても、色が薄くても濃くても、花はその生命をまっとうしている証しであり、まさに命の華と感じます。 日本茜は、今まさに百花繚乱状態です。花びらは5枚 花の大きさは直径3mm前後で白に薄~く黄緑がかった色。 こちらは、開花間もない状態。…
2カ月位前の元気に成長していた紫草です。 それが今では次々に枯れてしまい、全滅するのも時間の問題となりました。枯れた株は、根がほとんど育っていませんでした。病気ではないと思う…完全に育てている土壌環境の問題。この失敗を来年に活かしたいと思いま…
圃場の日本茜は、順調に成長しています。 昨日、経過観察も兼ねて、今年最初の根の堀り上げをひと株だけしてみました。この株は、今年に種から発芽した株なので1年物です。ミミズちゃんを傷つけないように慎重にスコップを入れ、少しずつ堀り上げました。 水…
1ヵ月くらい前にはこのような大きさの可愛らしい日本茜でした。 それが今ではこんな巨大なサイズに!(この白マルチの畝幅は1メートルです)この日本茜の塊に4株は必ずあるはずですが、1株、1株の境目がどこにあるかわかりません。自生している日本茜で、こ…
畑の紫草がここ1~2週間で急激に成長し、草丈は40cmを超えました。茎の分岐は少なく、しっかりと直立しています。 株の先端には花蕾ができます。いくつもの蕾が花の開花を準備させています。 その蕾から待ちに待った花が開花してくれました!花は1cm位で5…
畑で栽培している紫草が、立派な立ち姿になってきました。 これを真上から見ると美しい葉の並びになっており、葉が隙間なくきれいに空間を埋めていることがわかるかと思います。 葉は茎から生えてきます。でも、自由気ままにランダムな茎の位置から生えてい…
1、1、2、3、5、8、13、21、・・・ この数字の並び順には、ある規則があります。「前の2つの数字を足した数が並ぶ」1+1=21+2=32+3=5・・・ これが「フィボナッチ数列」です。 だから何?と思われるかもしれませんが、実はこれ、す…
先週は殺人的な気温が続きましたね。群馬県伊勢崎市で40度を超える日が何度もあり、全国ニュースになりました。私が住んでいる市は、伊勢崎市の隣の高崎市なのですが、高崎市もほぼ同じ気温です。私はサラリーマンなので、週末しか畑に行くことができないた…
日本の植物の名前は、「和名」と「学名」があります。和名は、必ず一つの植物につき一つではなく、地域によってさまざまな名前がありますが、その中で最も一般的と考えられる一つを標準の「和名」とし、それ以外を「別名」と読んで区別するそうです。学名は…
時は既に、令和4年。もう忘れてしまった方もいらっしゃると思いますが、元号「令和」とは万葉集に詠まれた歌の中の文字を組み合わせたものです。最初の元号「大化」から248番目の元号になりますが、初めて、日本に現存する最古の歌集「万葉集」から採用され…
昔、日本茜は全国各地で生育していたようですが、今では見つけることが難しい植物となってしまいました。 私は日本茜を知ってから、どうしても自生している日本茜を見たくて、ネットで情報を探しまくりましたが、カブトがたくさん取れる場所と同じように日本…
昨年、自宅の庭で1年目を過ごした日本茜。今年は、畑を借りることができたので、そちらに引っ越しさせます。まずは、根を傷つけないように少しずつ周りの土を避け、がばっと土ごと堀り上げます。 日本茜の根は黄色から黄みを帯びた赤色をしています。この根…
最近、ブログの出番が少ない紫草の苗ですが、立派な本葉が生育中です。 出番が少ない理由のひとつとして、紫草の苗は発芽してからは特に大きな問題もなく成長をしており、手がかかっていないからです。日本茜の苗は、立ち枯れては、新たな芽が出て、そして枯…
日本で初めて身分の序列に「色」を利用したのは、603年に制定された「冠位十二階」です。 朝廷に仕える役人さんを12の階級に分け、その階級ごとに決めた色の冠をかぶるというものです。今で例えると会社の役職(部長、課長、係長・・・)ごとに決めた色の帽…
地植えの日本茜が、新芽が芽吹いてから1ヵ月も経たない中で、異様な大きさに育っています。1mほどの広さに茎が、広がっています。今年、畑に移植しようと考えていましたが、この大きさになると無理ですね。あきらめてこのまま、庭で育てます。 日本茜は茎と…
発芽してから18日経過した日本茜の苗です。一見すると苗立枯病で倒れてしまったように見えますが、これは病気で倒れているのではないのです。 日本茜は1本の茎が太く大きく育つのではなく、たくさんの細い茎を長く伸ばすことで大きくなっていきます。そのた…
3月16日に撮影した庭の自宅に地植えしている日本茜の新芽が出た時の写真です。 3月16日撮影 それから17日が経過した4月2日に撮影した同じ株です。 4月2日撮影 17日間でたくさんの芽が吹き出し、こんなに大きく成長しました。茎は、はち切れんばかりに四方八…
日本茜の発芽率を高くしようと室内で栽培してみました。思ったように育たず、子葉の段階で幼軸が徒長したように伸びてしまいました。 これは、日光の量、あたる時間が少ないため、光を求めて幼軸が伸びた結果です。非常に弱々しいですが、日本茜の苗が生きる…
紫草が発芽し始めました!決して発芽率はよいとは言えませんが・・・ 種皮から出た幼根が土の中にもぐってから2~3日後、種皮を被った幼軸がムクムクと出てきます。 自分の力で種皮を割って、帽子を脱ぎます。 立派に子葉を展開しました。 子葉は、生育初期…
魏志倭人伝(ぎしわじんでん)って、確か学校で習った覚えがあるのですが、ほとんど忘れてしまいましたのでGoogle先生で勉強し直しました。 中国古代の有名な歴史書に「三国志」があります。三国志は、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)という三国が争ってい…