万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

日本茜の芽吹き

先日は私が住んでいる地域では久しぶりに雪が降り、圃場も水分の補給ができました。
昨日の日曜は、雪の面影は完全に消え、小春日和のような温かさでした。

日本茜の枯れた地上部の茎をカットしてあげました。
わかりにくいかもしれませんが、茎の断面が赤味を帯びています。
当然ですが根に近い部分なので、赤色の色素を多く含んでいます。

日本茜の赤い茎の断面


雪と小春日和の寒暖差のせいでょうか、日本茜の株が動き始めています。
こちらは、芽吹く寸前です。

芽吹く寸前の日本茜


こちらの株は、完全に芽吹きました。

日本茜の芽吹き

まだまだ寒さの続く2月ですが、負けずに成長することでしょう。

2月は「如月」とも言いますが、この「如月」という漢字の読み方により意味が異なるようです。

如月(きさらぎ)
まだまだ寒さが続く時期なので、「更に衣を重ね着する」から「きさらぎ(衣更着)」。

如月(にょげつ)
寒い冬が終わり、春に向かって万物が動き始める時期。

日本茜の芽吹きを見る限り、後者の意味が合っているように感じます。
あっという間に春が訪れますね。