万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

歴史

日本の伝統色 草木染

先日「日本絹の里」で催されている企画展「平安王朝の文化 ~よみがえる源氏物語の世界~」を観覧してきました。その中で京都の「風俗博物館」から提供された、ある説明書きの内容が素晴らしかったので記しておきます。 日本の伝統色 草木染日本の伝統色、そ…

万葉草とは

時は既に、令和4年。もう忘れてしまった方もいらっしゃると思いますが、元号「令和」とは万葉集に詠まれた歌の中の文字を組み合わせたものです。最初の元号「大化」から248番目の元号になりますが、初めて、日本に現存する最古の歌集「万葉集」から採用され…

色の文化「冠位十二階」

日本で初めて身分の序列に「色」を利用したのは、603年に制定された「冠位十二階」です。 朝廷に仕える役人さんを12の階級に分け、その階級ごとに決めた色の冠をかぶるというものです。今で例えると会社の役職(部長、課長、係長・・・)ごとに決めた色の帽…

魏志倭人伝に記された茜染の絹

魏志倭人伝(ぎしわじんでん)って、確か学校で習った覚えがあるのですが、ほとんど忘れてしまいましたのでGoogle先生で勉強し直しました。 中国古代の有名な歴史書に「三国志」があります。三国志は、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)という三国が争ってい…

日本茜に関する歴史上最も古い発見

あくまで、私の知る限りでの話となりますが…。歴史上で発見されている日本茜に関する最も古いものは、弥生時代後期の吉野ケ里遺跡から見つかっています。遺跡からは日本茜で染色された絹布が出土されました。 茜は「西から伝わった草」なので、草かんむりに…