万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

日本茜の新芽

2月10日 まだまだ、寒い日が続いていますが、日本茜の新芽が出ています。 Wikiによれば、茜はアカネ科アカネ属のつる性多年生植物。 多年生植物とは、茎や葉、根などが枯れずに残り、複数年にわたり生存する植物。 多年生植物は更に分類されます。 多年草:1…

日本茜の棘(トゲ)

植物が育つために必要なものは、太陽の光と水と土です。 太陽は、当たり前のように約50億年近く、光を地球に届けています。 地球は、海水から蒸発した水分を雨として降らせます。 土がある場所に育つ植物は、光と水を当たり前のように享受でき、なんて穏やか…

茜染め手まり

日本に古くから伝わる玩具のひとつ、手まり。 その手まりを草木染めで染めた糸で唯一無二の球体アートとして展開されているのが、NONAさんです。 「NONA(ノナ)」とはラテン語で「9」の意味を持ち、その数字の9という音に「球」手まり、「久」永遠に続く…

日本茜の開花

時は梅雨のまっただなか、6月17日。日本茜の開花を確認しました。 例年なら、8月中旬から9月初旬の開花が、2ヵ月ほど早く開花しています。 なぜ? 理由は2つ考えられるでしょうか。 植物は花を咲かせるために花芽をつけ、この花芽が成長して花となります。…

日本茜の種は気まぐれ?

早春の2月下旬に日本茜の種を圃場に直播きをして、最初に発芽したのが3月20日。それから順調に成長し続けています。しかし、ここに写っている日本茜の株は、試験用に植えたもののため、可哀想ですが成長途中で全て掘り上げる予定です。 日本茜の種は自然環境…

5月に咲いた花

我が家の花壇で5月に咲いた花をご紹介します。 まずは、チャイブ。ニンニクの風味がするネギの仲間ですが、私は花壇の手入れをする時にこのチャイブをつまんでパクパク食べながら作業をしています(笑薄紫色の花が咲きますが、これも食べられようです。 次は…

ネギの苗からネギ坊主

春に植え付けたネギの苗から、ネギ坊主が出ました。 えっ!? ネギ坊主って成長したネギから出るものじゃないの?そう思う方も多いですよね。 そもそもネギ坊主とは、ネギの花のこと。 ネギ坊主ができるということは、子孫を残すための花を咲かせることにエ…

卯月の日本茜

卯月(4月)の日本茜の状況を表す2枚の画像をご紹介します。 畝で育てている2年目の日本茜です。 株元から芽吹いた、たくさんの新芽が我こそはというように成長を競い合い、幅1mの畝を覆いつくしそうです。 畝の横の通路に生えている日本茜がおわかりになり…

ファイナルフロンティア

世界初の民間会社による月面着陸が失敗に終わりました。チャレンジに拍手を送りたいです。 どれほどの準備と、どれほどの情熱が込められていたかは想像に難くありません。チャレンジは再び訪れると考え、失敗を宝物にしてもらいたいです。 「ファイナルフロ…

弥生の日本茜

弥生(3月)の日本茜の状況を表す2枚の画像をご紹介します。 まずは、越年している株の状況ですが新芽が出始め、あっという間に大きくなりました。 枝も葉も茶紫色に染まっているのは、成長のエネルギーが貯まりに貯まっている状態です。 成長の爆発へのカウ…

日本茜 種蒔きから発芽

昨年に収穫した約1万粒の日本茜の種を2月初旬に圃場に蒔きました。日本茜は種から発芽する確率が低いので有名です。 しかし、発芽を促進させる作業は特になにもしませんでした。純粋に自然の力での発芽を目指します。 今年は結構、暖かい日が続いていたので…

日本茜の芽吹き

先日は私が住んでいる地域では久しぶりに雪が降り、圃場も水分の補給ができました。昨日の日曜は、雪の面影は完全に消え、小春日和のような温かさでした。 日本茜の枯れた地上部の茎をカットしてあげました。わかりにくいかもしれませんが、茎の断面が赤味を…

ネギの収穫

昨年の春に種まきをしたネギが、9ヵ月かかり、ようやく収穫となりました。 5月に種から発芽 収穫したネギ この時期、鍋に薬味にと出番が多いですね。 私は、納豆が好きなので、納豆と生卵と多めの刻んだネギをかき混ぜてご飯にかけたりします。私が小さい頃…

野菜くずと卵の殻のリサイクル

我が家には台所にDIYで作成した5段の棚を置いています。もともとは、温室で種まきに使う用途で作ったものですが、その役目を終え、別の用途で使い続けています。 その用途とは「野菜くず乾燥棚」です。料理の際に出る野菜くずは全て細かく切って、トレイの…

落葉床農法

植物を栽培する上で、土はとても大事なファクターです。 日本茜を栽培している圃場は、元は田んぼだったため、雨が降り続くと水浸しになってしまい、植物の成長に影響を及ぼす可能性があります。 排水性を改善するには、作土層の下にある下層土を重機で破砕…

茜染め 正絹チーフ

染色の先生から茜染めで染め上げたチーフをプレゼントして頂きました。 今年収穫した根を使って染めてもらったものです。 自分の子供が立派に成長した嬉しさと似たような感覚を抱きます。 柔らかそうな色でありながら、引き込まれそうになる奥深い美しい色で…

日本茜の栽培 根の収穫

日本茜の栽培の工程もいよいよ最後の段階である、根の収穫となりました。 茜を栽培している畝の幅は1メートルあるのですが、畝の端っこまで細い根が張り巡らされています。 幅1メートルの畝にびっしりと生える根 できるだけ根が切れないように茜の株のまわり…

日本茜の栽培 果実の採取と種

11月23日は、1日中、雨に降られました。 日本茜の栽培作業が土日祝日でしかできない身としては、貴重な作業時間を奪われるわけにはいきません。 日本茜の栽培も最終工程に近づいており、スケジュール的にタイトなのです。 時間を無駄にできないこの時期、雨…

日本茜の自生地

自生している日本茜の様子を観察してきましたが、立派に熟した果実がなっており、ひと安心です。 秋の季節の自生している日本茜の見つけ方をご紹介します。 ◆まずは、熟した黒い果実を注意して探します◆黒い果実を見つけられたら、その周りにハート状の葉を…

日本茜の果実が熟すまで

日本茜の果実は熟しながら色を変えていきます。 植物の果実は、動物に食べてもらうことで種を遠くに運ぶことができ、生育域を広げるこができます。生育域を広げれば天変地異や異常気象などによる絶滅のリスクを低くすることができるのです。 ですが、ここで…

日本の伝統色 草木染

先日「日本絹の里」で催されている企画展「平安王朝の文化 ~よみがえる源氏物語の世界~」を観覧してきました。その中で京都の「風俗博物館」から提供された、ある説明書きの内容が素晴らしかったので記しておきます。 日本の伝統色 草木染日本の伝統色、そ…

日本茜の紅葉?

ここ何日か気温が急激に下がり、秋から冬への季節の移ろいを感じる日々です。街の街路樹の葉も徐々に色づき始め、紅葉の見頃を迎えつつあります。 圃場の日本茜の葉も赤黄色に変化している株があります。 これって、日本茜の紅葉?この時期に葉が変色すると…

畑にキノコ

紅葉の見頃の季節が近づいていますね。そして、秋と言えばキノコ狩りですが、うちの畑でもキノコ狩りができそうかも… 日本茜の苗を植えている白マルチの穴から姿を見せてくれた「キコガサタケ」。 見た目は繊細で可愛らしいです。毒は無いけど、残念ながら食…

日本茜 花から果実へ

日本茜の花が、咲き乱れています。この画像の中だけで、数千から1万近い花が咲いているでしょうか。これだけ咲いていると全ての花が受粉することは不可能じゃないのかと思います… 日本茜の花の蜜を吸っている、ハナアブがいました。 「アブ」という名前がつ…

日本茜の花

小さくても大きくても、色が薄くても濃くても、花はその生命をまっとうしている証しであり、まさに命の華と感じます。 日本茜は、今まさに百花繚乱状態です。花びらは5枚 花の大きさは直径3mm前後で白に薄~く黄緑がかった色。 こちらは、開花間もない状態。…

枯れる紫草

2カ月位前の元気に成長していた紫草です。 それが今では次々に枯れてしまい、全滅するのも時間の問題となりました。枯れた株は、根がほとんど育っていませんでした。病気ではないと思う…完全に育てている土壌環境の問題。この失敗を来年に活かしたいと思いま…

茜の根を掘り上げました

圃場の日本茜は、順調に成長しています。 昨日、経過観察も兼ねて、今年最初の根の堀り上げをひと株だけしてみました。この株は、今年に種から発芽した株なので1年物です。ミミズちゃんを傷つけないように慎重にスコップを入れ、少しずつ堀り上げました。 水…

成長著しい日本茜

1ヵ月くらい前にはこのような大きさの可愛らしい日本茜でした。 それが今ではこんな巨大なサイズに!(この白マルチの畝幅は1メートルです)この日本茜の塊に4株は必ずあるはずですが、1株、1株の境目がどこにあるかわかりません。自生している日本茜で、こ…

紫草の花

畑の紫草がここ1~2週間で急激に成長し、草丈は40cmを超えました。茎の分岐は少なく、しっかりと直立しています。 株の先端には花蕾ができます。いくつもの蕾が花の開花を準備させています。 その蕾から待ちに待った花が開花してくれました!花は1cm位で5…

フィボナッチ数列と葉序

畑で栽培している紫草が、立派な立ち姿になってきました。 これを真上から見ると美しい葉の並びになっており、葉が隙間なくきれいに空間を埋めていることがわかるかと思います。 葉は茎から生えてきます。でも、自由気ままにランダムな茎の位置から生えてい…