日本に古くから伝わる玩具のひとつ、手まり。
その手まりを草木染めで染めた糸で唯一無二の球体アートとして展開されているのが、NONAさんです。
「NONA(ノナ)」とはラテン語で「9」の意味を持ち、その数字の9という音に「球」手まり、「久」永遠に続くという意味が込められているようです。
素敵な名前ですね。
この度、縁あってNONAさんに私が栽培している日本茜を使っていただき、先日、その日本茜で染め上げた糸を使った手まりキットをNONAさんからプレゼントされました。
作り方は説明動画が用意されているので、その通りにいざ!
初めてのことなので、最初はおぼつかない糸の巻き方でしたが、だんだんと慣れていきます。
慣れてくると、どうしたら形の良い丸になるように糸を巻けばいいのかが、わかってきます。
丸くなるように糸を巻くだけに集中し、一切の雑念が無い、無の境地になります。
病みつきになりそうです(笑
出来上がったのが、こちらです。
丸く仕上げられました!
草木染で用いる繊維は、2種類あり、それぞれ特徴があります。
動物性繊維:ウール、シルクなどで色が濃く染まる
植物性繊維:コットン、麻などで色が薄く染まる
NONAさんの日本茜で染め上げた手まりキットの糸は、コットン(木綿)なので、緋色ではなくピンク色に染まるのです。
私が今まで見てきた、日本茜で染めたコットンの中で一番、素敵な色でした。
NONAさんのホームページには、素敵な手まりがたくさん紹介されていますので、是非、ご覧ください。