万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

自生している日本茜

昔、日本茜は全国各地で生育していたようですが、今では見つけることが難しい植物となってしまいました。

私は日本茜を知ってから、どうしても自生している日本茜を見たくて、ネットで情報を探しまくりましたが、カブトがたくさん取れる場所と同じように日本茜が自生している場所の情報など皆無でした。

自分で見つけるしかありません。

自生している場所は、私が知っている限りでは林の縁や樹々の中など半日陰の場所に育っています。なかには、木漏れ日の日光しかあたらないような場所でも生息していて、こんなところでも育つのかと思う時があります。

また、日本茜は茎に棘があることからわかるように他の植物に茎を絡めて上へ上へと伸びるように育つ習性があるので草が鬱蒼と生えている場所で生育している場合が多いです。

そこで今回は、そんな鬱蒼と草が生えている中でも日本茜を見つけるポイントをご紹介します。

この画像の中からいくつの日本茜を見つけることができるでしょうか?

自生している日本茜1

見つけるコツは、日本茜の葉の特徴を知ることです。

日本茜の葉は、4枚の細長いハート型の葉が十字に広がっています。

この特徴を知っていれば鬱蒼とした草の中からでも、日本茜を見つけることができます。

日本茜の葉の特徴

先ほどの画像では、日本茜は赤い丸のところで見つけられます。

自生している日本茜2

それらしいハート型の葉を見つけることができたら、茎を触ってみてください。

茎に棘があるなら、ほぼ日本茜と考えられます。

棘は痛くないのでご心配なく。ただ、日本茜の茎は非常に折れやすいのでご注意を。

日本茜のもうひとつの特徴として、たくさんの枝を分岐させるので、葉をひとつでも見つけられたら、その周囲に数多くの葉を確認することができると思います。

葉の特徴がわかったところで次の画像では、どこに日本茜があるでしょうか。
先ほどより見つけすくなったと思います。

自生している日本茜3

自生している日本茜4

散歩などで、路傍に生えている雑草を普段はまじまじと見ないと思いますが、たまには目を凝らして見てみてください。
日本茜を見つけることができるかもしれませんよ。

今回は葉の形から見つける方法のご紹介でしたが、日本茜が実際に生息している自生地を画像で紹介していますのでよろしかったら こちら をご覧ください。