万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

日本茜の引っ越し

昨年、自宅の庭で1年目を過ごした日本茜。
今年は、畑を借りることができたので、そちらに引っ越しさせます。
まずは、根を傷つけないように少しずつ周りの土を避け、がばっと土ごと堀り上げます。

日本茜の株を掘り上げる

日本茜の根は黄色から黄みを帯びた赤色をしています。この根が茜染めの源です。

黄みを帯びた日本茜の根


時間をかけずに一気に堀り上げないとみるみるうちに葉や茎がしなっていきます。
急がねば!
15株位を堀り上げ、新聞紙に包み畑へ移動します。

移植する日本茜の株

この株は、地上部が20cm位に対し、根は30cmを超えております。
でも、まだまだ幼い子供です。
人間でいうと今年から入学する小学1年生くらいでしょうか。

日本茜の根の長さ


畝に移植完了です。
今回は、マルチをかけていない畝に移植しました。
この子達は緑肥マルチなどで育てようと考えています。

畝に移植した日本茜の株

心配な点は、自宅の庭では半日陰の環境で育てていたのですが、この畑は、1日中太陽があたります。
その急激な環境変化に対応できるかどうか? そこがポイントでしょうか。
私が今までに見つけた自然界に自生している日本茜は、半日陰もしくは日陰の環境で生息していました。
たぶん、半日陰の環境が本来は過ごしやすくて好きなのだと思います。
でも、植物はその環境に耐えながら適応して育つ力があるので、乗り切ってくれることを祈ります。
がんばって!