紅葉の見頃の季節が近づいていますね。
そして、秋と言えばキノコ狩りですが、うちの畑でもキノコ狩りができそうかも…
日本茜の苗を植えている白マルチの穴から姿を見せてくれた「キコガサタケ」。
見た目は繊細で可愛らしいです。
毒は無いけど、残念ながら食用にもならないようですが、畑からキノコが生えてくれたことが嬉しいです。
分解者たるキノコがいるということは、それだけ畑に有機物があるという裏返しで土壌が豊かな証拠です…だと思う。
キノコは長年、植物として分類されていたようですが、現代では、その分類は否定されているようです。
植物でも動物でもなく、第三の生物という表現でしょうか?
キノコがいなかったら、地球はとんでもないことになっていたかも…と思ってしまいます。
私の妄想ではキノコがいないと…
幹の直径が30cm以上もあるような大木が寿命で枯れて倒れるを繰り返し、やがて森の中は枯れた木で埋め尽くされていきます。
枯れた木は分解されずにそのままの形で土に還ることができません。
枯れた木が邪魔をして地面に日光があたらないので植物は育つこができません。
枯れた木が森を埋め尽くし、死の森となりました。
キノコがいなければ、世界中がこのようになっていたかもしれません…
何故?
枯れた木材の成分はリグニンやセルロースといった物質で、地球上でもっとも分解しにくい有機物質だそうです。
これを分解してくれる唯一の生物が、キノコなのです。
キノコが枯れた木を分解し、土に還し循環させることで、生態環境が作られ森は生き続けることができるのです。
逆を言えば、キノコがいなければ、森は死んでしまうのです。
キノコの写真のピントが合っていなかったので翌日、再度撮影しようとしたら既に原形をとどめていませんでした…ショック
繊細なキノコらしく、太陽の日差しの下ではすぐに萎れてしまうようです。
キコガサタケとの一期一会。
また出会えることを願います。