万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

紫草とムラサキ

日本の植物の名前は、「和名」と「学名」があります。
和名は、必ず一つの植物につき一つではなく、地域によってさまざまな名前がありますが、その中で最も一般的と考えられる一つを標準の「和名」とし、それ以外を「別名」と読んで区別するそうです。学名は全く訳が分かりません。

私が育てている紫草は、「和名」はムラサキです。
生物の和名表記は、カタカナがルールとなっています。
ですが、私の中では「色」を連想するものにカタカナはイメージに合いません。

ムラサキ色なんてありえない…紫色です。
アカネ色なんてありえない…茜色です。

どうでもいいことなのですが…結構、こだわってしまいます。
なので、私は、これからも紫草、日本茜と呼んでいくでしょう。

今年の3月に種から発芽した紫草の苗です。
充分に根が回ったので、畑に移植したのが5月末。

紫草(ムラサキ)のポット苗


根は、赤紫色を帯びており、中心の太い根は見事な赤色です。

紫草(ムラサキ)の苗の根

紫草(ムラサキ)の苗の赤い太い根


それから、1ヵ月ほどが経過しましたが、思ったほどの成長とはなっていません。

畑に移植した紫草(ムラサキ)の苗
これは、日本茜も同様ですね。今年に発芽した根では、成長速度は遅いです。
根の収穫は、越年させて来年の秋になりそうです。