万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

紫草の発根

ようやく紫草の種から発根を確認できました。
種皮が割れ、そこから白い根が顔を出しています。

紫草(ムラサキ)の発根1

紫草(ムラサキ)の発根2

 

画像が少しぼやけていますが、根の先端にカビが生えているように見えます。

紫草(ムラサキ)の根の先端


しかし、これはカビではありません。
根にとってとても大事な部分なんだと考えます。
この菌糸状のものが、土の中でどんどん成長して根毛になっていくのでしょうか。
正確なことがわかりませんが、なにはともあれ、新たな誕生は嬉しいです。

紫草も日本茜も発芽率が悪いですが、野生植物は全般として発芽率は悪いようです。
それは、なぜでしょうか?
幾つもの理由があるのでしょうが、代表的なものをご紹介します。
・発芽の時期を不揃いにすることで、全滅の危機を回避する
・生育状況や形状を不揃いにすることで、遺伝的多様性を図る
・種皮を硬くすることにより、食害を回避し延命を図る

植物は、いろいろな戦略を立てているようです。素晴らしい!
感心するばかりです。