万葉草ファーム/日本茜栽培

日本の伝統染料植物 日本茜の栽培

日本茜の発芽と苗

自宅の庭で越冬させた日本茜が萌芽しました。
昨年の秋の終わりに枯れた地上部の茎の近くから、元気な芽が萌え出しています。
3/14の最高気温は季節外れな25度を超え、5月並みの暖かさでしたが、それに反応したんでしょうね。

日本茜は多年草なので、冬に地上部は枯れてしまい、春になり新芽を出すことを繰り返しますが、新芽を見るまではちゃんと芽吹いてくれるかな~と心配です。
良かった! これで一安心です。

日本茜の新芽1

日本茜の新芽2

 

こちらは種をまき、発芽した苗です。

日本茜の苗1

日本茜の苗2

日本茜の種は非常に発芽率が悪いので、発芽してくれただけでも嬉しいのですが、まだまだ気を抜けません。
これからが大事。

「苗半作」という言葉があります。
農家さんにとって作物の出来はとても大切なものです。
苗半作とは、苗の出来によって作柄の半分が決まるという意味です。
植物は苗を育て上げることがとても大切です。
人も「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。
生物はみな、同じなんですね。

圃場に植え付けて過酷な環境でも育っていけるよう、立派な苗にしてあげたいです。